BMXフリースタイル フラットランド競技について
BMXはBicycle Motocross(バイシクル モトクロス)の略で、おおよそ1970 年代初期にアメリカのカリフォルニアで誕生しました。もともとこの小さな20インチの自転車はレース用に作られたものでしたが、レースの長い待ち時間の合間、暇つぶしにレーサーたちが曲芸をして遊び始めたのが起源です。
しばらくしてその曲芸を本業として全米を巡業する者まで現れるようになり、「BMXフリースタイル」と呼ばれるようになったこの競技は、BMX競技の種目の1つとしてその地位を確立してきました。
現在では、BMXの競技は、速さを競う「レース」と技とを競う「フリースタイル」に大きく分かれています。
本場アメリカでは全米最大のスポーツチャンネルESPNをはじめ、NBCやFOXといったメジャーテレビ局が毎日のようにBMXフリースタイルを取り上げています。中には、数億円を稼ぎ出す、BMXフリースタイルのプロライダーも存在し、コンビニエンストアでもBMXの雑誌が売られているなど、若者のメジャースポーツとして認知されています。
世界的にもヨーロッパの各国(特にフランス)やアジア(シンガポール、タイ、韓国、日本、他)まで広がり、特に日本のBMX人口は多く(中でも多いのはフラットランドライダー)、その技術は平均して世界的にレベルが高いことが言えます。
BMX フリースタイルもランプ(ジャンプ台)や障害物を使用するパーク、巨大なランプを用いたバートなど幾つかの種目に分かれており、日本でもっとも盛んなのが、「ペグ」と呼ばれる前後の車輪の軸についた4本の足を乗せる棒を駆使し、自転車だけを使って技を披露するフラットランド種目です。
BMX Flatlandの誕生
レースやストリート、ダートなど数あるBMXのカテゴリーの中でも、BMXフラットランドは自転車と、己の肉体だけで表現するパフォーマンスアートとして、90年代はアメリカを中心に、そして2000年からは日本とヨーロッパを中心に、愛好者を増やしてきました。
様々なBMXイベントの中でも、フラットランドはストリートやバート、ダートなどジャンプ台を使って華麗な技を披露するBMXの他のカテゴリーと比べ、「過激さに欠ける」という理由から、メディアにも積極的に取り上げられない存在でした。
新たな進化
その考えは思い込みに過ぎないことを示したのが、2007年、品川で開催されたRedbull Circle of Balanceでした。BMXフラットランドで要求される絶え間ない鍛錬と、高度なバランスを支えるタフな精神力。
そこから生み出されるダイナミックなアート性、ライフスタイルとの結びつきを、もっとも理想的なカタチで実現した大会は、大きな感動と反響を生み出しました。一方で招待選手の出場だけが許されるRedbull Circle of Balanceでは、競技性という面では誰にでも門戸が開かれているわけではありませんでした。
アートとしてのBMX、競技としてのBMX、その最高の舞台を届けたい
自転車とライダーが文字通り「ダンス」を繰り広げるパフォーマンスアート性、そして極限まで磨かれた技術を競い合う競技性。その2つがBMXフラットランドの魅力と言えるでしょう。更に魅力に加え、世界のトップライダーたちが自らの力で、その舞台への切符を勝ち取ってゆく機会があったとしたら?
アートとしてのフラットランド。競技としてのフラットランド。その究極の形を多くの人に目撃してほしいと始まったのが、このBMX Flatland World Classicなのです。